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kimono随想#4
2022.12.20

kimono随想#4

New Series 『着物を楽しく日常に』
洋服が日常着の現在。日本伝統衣装という敷居の高いモノになってしまった“キモノ”
楽しく日常に着物が着れるように、私は今“おしごときもの”に挑戦しています。
なぜこの仕事をしようと思ったのか。
私の幼少期から今現在をちょっとだけふりかえりながらの”キモノ噺“

第一章 折り紙

着物の帯結びをしていると”折り紙”が頭をよぎることがあります。
私は小さい頃、よく“折り紙”をしていました。
近所で1人暮らしをしている、親戚の“フクイのおばちゃん”の家に、よく遊びに行っていました。
一人っ子の私は、いろいろな形の折り紙を教わり、おとなしく良い子(笑)に折り紙をして遊んでいました。

フクイのおばちゃん家には、折り紙の作品が飾ってある棚があり、その中からその日教えて欲しい折り紙を教えてもらう。折り紙の本を見ても作りたいものが作れないのですが、フクイのおばちゃんが教えてくれると折れるようになります。

私が1番好きな折り紙は、“飛ぶ鶴”。普通は千羽鶴とかに折る鶴ですが、私は”飛ぶ鶴”が折れます!(自慢) 。鶴の羽がパタパタ動くんです!知ってる方いるだろうか?!

鶴の羽や顔は、キレイに端を揃えて折らないと、キレイな鶴は出来ません。

そーゆーところが、帯結びに似ていると感じます。
キレイに折れるまで何個も同じのを作ったり、ちょっと難しいのに挑戦して出来なかったり。
難易度の高いくす玉の花は、表面で折って、裏返して折るというのが、はじめはチンプンカンプンでしたが、作れるようになって、キレイに折れるようにまでになりました。くす玉にするまでの根気(ボンドで花をくっつけて、リリアンをつける作業)は無く、ひたすら折ってました。

着付けや組紐は、手先の器用さが技術に反映する事もあり、私の場合は幼少期の“折り紙”が今の私の手を育ててくれたのではと….

関連活動:オキモノ倶楽部

粋kumihimo&kimono代表/組紐作家講師・着物

山岸 由香里

2020年10月に「粋kumihimo&kimono」を起業。「組紐(くみひも)」という日本伝統工芸技術が、日々のストレス解消になったり、色糸の組み合わせから、素晴らしい紐が出来るという楽しい世界を多くの人に共有したいという思いと、若い頃から勉強をしていた「着物」がどんどん着る人が減ってきている現在、’’着物の人を増やそうプロジェクト’’を自身の目標に掲げて活動中。
組紐・着付け教室運営、組紐作家、美容師向け着付け指導、着物姿で学校の外部講師などを展開中。
BiotopeのBukatsu「オキモノ倶楽部」の企画運営チーム’きものさいさい’のメンバー。

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