すんごい研究所(仮)

#7「対話が生まれる=マチ全体コミュニティ構想」そんな地域社会を作るためにできること

「一人一人が、自分らしく生きていける社会になる」

2022年、4ヶ月に渡ってすんごい研究所(仮)で対話し、導き出した働く女性が考える「活躍」の形は、男性・女性関係なく、自分が望む”活動”の【具合・均衡】を、企業内においても、地域社会においても、家庭内においても、認められることであり、支え合えることであり、応援しあえることでした。
そして、それを実現するために、まず必要なことは、あらゆる社会単位での『対話』でした。

【2023年、すんごい研究所(仮)が取り組むテーマ】
『次の世代のために「あらゆる社会単位で対話が生まれる=マチ全体コミュニティ構想」そんな地域社会を作るためにできること』です。

地域のコミュニケーションが活性化している状態って?

「地域のコミュニケーションが活性化してるってそもそもどういう状態なの?」を前回までの対話の中で、私たちがとことん話し合ってきた「地域のコミュニケーションを活性化させるには」の中から、私たちなりのポイントをまとめてみました。

活性化している状態のポイント:

  1. 仕事の話をあえてやめ、幅広いトピックについて話す。
  2. スキルや個性が尊重され、多様な才能が評価される。
  3. 年齢や役職に関係なく、相互学習と知識共有が行われる。
  4. ジェンダーや性差に関する偏見や差別がない風土があり、女性の発言も増える。
  5. 役職関係なく、自由に話す環境が提供される。
  6. 面白がり、好奇心を持ち、異なるトピックに対して関心を示す。
  7. 役職撤廃、専業主夫に抵抗がない。
  8. 敬語を禁止し、フラットなコミュニケーションが奨励される。
  9. 年齢や出身地に関する差別用語やステレオタイプがない。
  10. 偏差値撤廃、名刺の数に拘らず、個人の魅力を評価する。
  11. 他者に何かを教えてもらう意識があり、共感し合う。
  12. 個人の特性や人格を尊重し、所属組織よりも個人に焦点を当てる。
  13. 役職名を重要視せず、人間関係を築く。
  14. 異なる職業や業種に対するリスペクトと興味があり、転職やリスキリングが容易である。
  15. 年齢に関係なく、対等な対話が行われる。
  16. 職業に対する偏見がなく、多様性を尊重する。

逆にコミュニケーションの活性を阻む壁とは何か?

では、なぜ、コミュニケーションの活性化を望んでいるのに、その状態に今の現状で実現されていないのか。その障壁は何なのかを、私たちなりのポイントとしてまとめてみました。

  1. 仕事に関するトピックから離れることへの抵抗感。
  2. ステレオタイプやジェンダー、年齢に基づく偏見の存在。
  3. 役職や社会的役割に対する固定観念や偏見。
  4. 敬語の使用を禁止することに対する不安。
  5. 社会的な地位や出身地に関する差別用語の使用。
  6. 偏差値や経歴に対する過度な重要視。
  7. 個人の特性や才能を評価する能力の不足。
  8. 職業や役職に関する偏見やステレオタイプ。
  9. 年齢差別の存在。

街の中に今あるものを最大限に活かすことで変化していくということ

この「すんごい研究所(仮)」の参加者の皆さんに共通する点は、

▶︎「本当に変えていくことができるんじゃないか」の想いがある
▶︎変化を恐れていない、変化しないままであることの方が危ういと感じている
▶︎外から変えていくのではなく、中から共に変わっていきたいと願っている
▶︎自分の想いとアイデアをアウトプットすることを楽しめる
▶︎「壊す」ことと「生み出す」ことのバランスを常に忘れない
▶︎「誰かのために」を自分ごととして捉えている

すんごい研究所(仮)に参加してくれている市民のみなさんがまずそうであるように、「変えていく」ために革新的な何かを投入する必要はないんだと気付かされます。自分たちの街を想い、自分たちの街に共に暮らす人たちの未来のために、丁寧に想いを紡いでいく作業を諦めないことが大事だとこの場が教えてくれます。

”守りながら変えていく”と”壊しながら変えていく”

この言葉から、あなたは何を思い描きますか?

「守りたいものは何ですか?」

「壊したいものは何ですか?」

今、ここであなたの心に浮かんだ想いこそが、未来を作っていく要素になるのです。
一つのアイデアは、その場にたまたま巡り合わせた人たちの想いがかけ合わさって具体的なアクションが導き出されていくのです。
さあ、次回「本当に実現できるの?」の小さな不安を、「あれ?やればできるんじゃない?」に変換していきます。

次回2023年12月7日(木)19:30〜は、

次回は、より具現化に向けて、どう実現するかを探っていきます。出てきたアイデアとは「一つのアイデアの実現の方法は、一つだけではないかもしれない」さらに、他の地域の実践事例などから、長野のどんな場所でどんな人たちが何を体験できるのかを改めて出し合ってみます。

▼次回イベント詳細はこちらから


Biotopeすんごい研究所(仮) Supported by SUNDRED株式会社

BiotopeFounder

吉川 みのり

[調和性 / アレンジ / 分析思考]

兵庫県神戸市生まれ。システムベンダーにおいてカスタマーサクセスとして6年間勤務。2004年シソーラス株式会社の創業時より、企業の個人情報管理であるプライバシーマーク認証取得支援コンサルタントとして15年以上の経験を持つ。2019年春、長野市に移住。移住後は地域活性化、まちづくりに関わるコミュニケーターとして地域の人々、行政、学生など多様な人々と共に商店街活性・教育・中山間地域交流などのプロジェクトに携わる。長野の働く女性ともっと繋がりを広げたい、地域で活躍している女性を可視化していきたいとの思いでBiotopeを立ち上げる。

2020年秋:Biotope発足


【専門分野資格等】
▶︎コミュニティプラットフォーム構築/個人情報管理/Web運用/レポート作成/資料・マニュアル作成
▶︎プライバシーマークコンサルタント/ファイナンシャル・プランナー


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