vol.8最終回 長野と見つめ直した幸せと価値観
「リモートワークで仕事できる今、都会に住み続ける理由ある?」
ふとそんな風に思い、田舎での暮らしについて調べ始めたアラフォー女子。
移住先候補として「長野県」に白羽の矢を立て、旅行ではなく住む場所としてのメリットデメリットを調査!移住という妄想を現実にすべく長野県とより濃く付き合ってみたリアルストーリーを届けます。
長野駅のスタバにて
ここは、長野駅MIDORI1階。
コーヒー片手にPCをパチパチ叩きつつ、新幹線を待つ私。
実は、冬の長野でしばしのステイを楽しんできました。
半年ぶりに訪問したマイラブ長野♡
長野も私をあたたかく迎え入れてくれた…ような気がします。
これまで、都会育ちの私が『脱・都会』を夢見て、
長野移住の可能性を探ってきました。
移住・二拠点・ワーケーションなど
視野に入れつつ、掲げたテーマは
【長野県と濃いめの関係になる】
というものでした。
#今思うとかなりざっくりw
長野との遠距離恋愛
長野県について調べ、
長野のりんご農園で映画を撮り、
夏の暑さにホトホト疲れ、
それでもりんごや美味しいグルメに胸踊り、
長野の可能性に心惹かれてきました。
何より、都会にいる間も長野に思いを馳せてきたのです。
そう、これは長野と私の遠距離恋愛。
そして今、
長野駅でおそらく地元の人たちに紛れて
普通にPCを開き仕事をしています。
ひょっとしたら、
近い将来この姿が私のデフォルトになるのかも?!
ふふふ、悪くないかも…
えへへへ…
軽い妄想をしてニヤニヤ。
#スタバ店員さんの目線は生暖かかった
全国ワーストの・・
ただ、長野について調べる中で気になったことがあります。
それは、”未成年者の自殺率”です。
実は、長野県は未成年者の自殺率全国ワースト。
しかも数年にわたり、ワーストとなったとのこと。
未来ある子どもが自ら命を断つ。
言葉にできないほど悲しいことです。
ですが、思い返してみると、
学生時代に思い詰めた経験・・ありませんか?
思春期に自分の居場所がないように感じるー
程度の差はあれども、誰しも身に覚えのあることではないかと、私は思います。
例えば、
自分に価値がないと思ったとき
学校でいじめられたとき
友達とうまくいかなかったとき
他人と比べたとき
狭い世界で生きていると、絶望してしまうかもしれません。
でも、そんな時に全く別のコミュニティに属したり、
外の世界で暮らす大人に笑い飛ばしてもらったら、
「案外ちっぽけな悩みだったな・・」
と思えるかもしれません。
何より、長野県は
✔︎ 美味しい水
✔︎ きれいな土
✔︎ 凛とした空気
✔︎ 豊かな自然
に恵まれています。
そこに暮らす長野チルドレンは、
美しい魂を持っているに違いありません。
それでも、自分に自信が持てない時は、
長野県の子たちに都会に住む私が伝えたい!
「あなたは最高!!」
#いつになく真面目(照)
#長野愛ブシャーー
もっと繋がろう
長野県での暮らしは私にとって特別で
キラキラ輝いて見えました。
そして、東京の生活に憧れる長野県民も一定数います。
いや、もしかしたら、かなりいるのかも?
住んでいると当たり前に思うことも、
外から見ると魅力的に見えたりするものです。
そう、私がしているのはないものねだり♡
ならば、ないものねだりをしている者同士、
いっそ繋がってみませんか?
繋がっていけば、お互いのやり取りの中で
「やっぱり都会っていいな」
「もっとグローバルに活躍するのもいいな」
「ダサいと思ってたけど、長野って都会の人に魅力なんだ」
と、新たな視点に気づくはずです。
今回、長野と濃く関わったことで
’魅力あふれる日本のおへそ県’(私調べ)
が大好きになりました。
私の父、笛彦は長野県出身。
つまり、私の半分は長野県民でできています。
#バファ◯ンじゃないんだから
そんな長野のことをもっと知りたいし、
たくさんの長野関係者と繋がりたいし、
都会の人に産直りんごの美味しさを知って欲しい。
#長野のりんごは世界一です。
今回でこの連載は終了ですが、
私と長野の濃いめの関係はこれからも続きます。
近い将来、
りんご農園のオーナーになっているかもしれないし
野尻湖でSUPをしているかもしれません。
はたまた、古民家に移住してるかも?
可能性はいつだって無限大。
もしも長野のどこかでお会いした時は、
長野りんごを齧りながら笑い合いましょう。
#あくまでりんご推し
さいごに。
連載を持たせていただいたBiotopeの岡田江里子さん、
原稿のやり取りをさせていただいた吉川みのりさんに感謝しています。
おかげさまで、毎回楽しく書かせていただきました。
全8回の連載を読んでくださったあなたにも、
心から感謝しています。
ありがとうございました!
今回で全8回の連載は終了となりますが、長野と私の関係はまだまだ続きます。
長野県のどこかで私を見かける日も近いかも?!
フリーランス
ともみん/林ともみ
東京都新宿区在住のシティガール。自分らしさを追求して、フリーランス歴12年。これまで舞台脚本、コラム、イベント企画でのシナリオ執筆を担当する。独自のワードセンスや言い回しで、クスリとさせる文章が得意。りんごとワーケーションが大好き。