ロリータとまな#2[輝き始めたまなの人生]
「ロリータとまな」ご覧いただき、ありがとうございます。
まなです。
#2は、ロリータファッションと出会ったまなのその後のお話。
どうぞお付き合いください。
ロリータファッションに目覚めたまなは、高校生になりました。
制服指定のない学校だったので、ロリータ服やゴシック服、セーラー服などいろんなファッションをして遊びました。
そうしているうちに高校の先生から呼び出され
「いいと思って着ているの?常識を考えろ。規律が大切なんだ。」という言葉を受けました。
両親や友達は有り難いことに、どんなまなでも快く受け入れてくれる方々だったので、自分のファッションスタイルが「悪い」ものだと思ったことがなかったのですが
たった一度の「いいと思って着ているの?」という言葉に
「やっぱり”普通”のほうがいいのかな?でも普通って楽しくないんだよな」と思い
このモヤモヤをどう解消したらいいかも分からず、たまに授業をサボっちゃうような生活をしていました。
そんな時に偶然、高校近くの商店街で出会ったお姉さんに「なにその格好!めっちゃいいね!」と言われ
まなは「そうだよね!」と妙に自信がついたのです。
この時のまなが欲しかった言葉だったのだと思います。
そこから、高校は嫌だけど商店街は楽しい♡と
可愛くお洋服を着飾っては商店街へ行くのが日課になり、まなの人生が輝き始めました。
商店街の人の
「まな、ロリータでファッションショーやってみたらいいじゃん」という言葉にワクワクしたまなは
「この商店街の人はどんな人でも受け入れてくれる度量がある。これって本当にすごいことだ。
みんな、自分らしく生きていいよってロリータファッションショーをやったら伝わるかもしれない」と思いました。そして、商店街の方々、町の女子高生たち、いろんな方に協力していただいて、ショーを開催しました。
ショー終了後、小さい子どもを連れたお母さんがやってきて
「子どもがいることを理由に、いろんなことを諦めてしまっていたことに気がついて、少しずつやりたいことやってみます」という言葉をくださって。
まなは、うれしくてうれしくてうれしくて。
こんなことをやって、生きていきたいなと思った最初の体験でした。
そんなまながその後、どこへ向かったのかは、またこんど。
お花の可愛い担当。宮城県登米市出身、長野県小布施町在住。大学時代、小布施の農家さん一家に惚れ込み、小布施へ月1で通う生活をし、2020年6月より小布施へ移住。可愛いものやファッションが好きな「女の子」の感性を、小布施で昇華させるべく、日々ジタバタしたり、かわいこぶったり。