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あさこの長野暮らし せきらら日記#1[海外好きの私が、なぜ地元に近い長野で働くことに決めたのか!]

こんにちは。私はおおたあさこと申します。大学卒業後から、長野市でローカルメディアの記者として働くアラサーの独身です。

私はたった今、長野行きの終電に乗り遅れました。現在、まだ日付の変わらぬ午後11時。JR篠ノ井線田沢駅のホームで立ち尽くす私が、この何ともオシャレな「Biotope」でコラムを書いていいのだろうか。と不安を感じつつも、遠慮なく私の長野生活について語っていきます。

記念すべき第一回目のテーマは、「海外好きの私が、なぜ地元に近い長野で働くことに決めたのか!」

乗り遅れた後に見た

インドネシアで働くか、長野で働くか迷った

私は大学生の時、インドネシアで働きたいと思っていた。なぜかというと、インドネシアは常夏だから!1年中同じ格好でいられるといのがたまらなく良い。服は身軽なほうが動きやすくはないか?日本みたいに冬は寒くて夏は暑いと、気温に合わせて上着を着なければいけなくて面倒だ。

インドネシアと違って、今住んでいる長野は、春でも肌寒い。私は今年、多少我慢しつつ3月から既に上着なしで過ごしていた。

3月から4月にかけて、会社ではよく先輩や上司に
「おおたさん、寒くないの?今朝の気温、2℃だったんだよ」

「僕はね、いつもおおたさんが退勤していく後ろ姿を見て、ああ今日もおおたさんは上着なしで帰るのか。寒いんだろうなあ。という、わびしい思いで見送っているよ」
と言われていた。

私としては、季節が私に追い付いていなかったのだった。

しかしついに6月になり、薄手のセーター1枚の私を「寒そう」と言った先輩の方が、いつの間にか私より薄着になっていた。

長野の季節が私を追い越していったのを感じた。

インドネシアの知らないおじさんとボートに乗った時の写真

服装がどうのこうのと話していると、「真面目にインドネシアで働く気なかっただろ!」と言われそうだが、そんなことはない。

大学4年の春、私はインドネシアを訪れ、現地の会社で面接を受けた。
多くの現地人がTシャツとサンダルで歩く首都ジャカルタを、私はリクルートスーツとパンプスで歩いていた。

その姿が浮いていたのだろうか。私はタクシーの運転手たちの引っ張りだこになり、最終的にぼったくられたのだが、その後、道ばたで出会った現地のおじさんと仲良くなり、観光名所を案内してもらった。

私の就活

就職を決めぬまま大学を卒業した私は、友人から
「あさこは就職どうするの?」
とよく聞かれたので、何度か以下のような会話が展開された。


友人「実家長野県だっけ?戻るの?」
私「うーん、インドネシアか長野で迷ってるんだよねえ」
友人「選択肢が極端すぎるよ!」
私「でもフィリピンでもいい」

私の心は「国は出たいが、地元にも惹かれる」という2つの思いで揺れていたのである。

いきなり海外に行くお金はなかった

結局、お金か!と我ながらツッこみたい気持ちだが、大学在学中の海外渡航で散財した私には、いきなり海外に行って暮らし始めるお金がなかったのである。

卒業後、私はさしあたり松本の実家に戻ったのだが、実家暮らしは自由が制限されるので気が向かない。そこで、長野市なら、県庁所在地でまあまあ都会、地元の松本にもすぐ帰れる、東京までは新幹線で1時間半で行ける、などの評価ポイントも多い。
最終的に私は、長野市でご縁を頂いた記者の仕事に就き、長野市に引っ越すのであった。

これからの私の人生

30歳が目前に迫る今も、インドネシアで働く希望はまだ捨てていない。

しかし、終電に乗り遅れ、駅で立ち尽くす今の私は、インドネシアどころか自分の家に帰ることもできない。
先ほど、いい歳こいて親に迎えにきてもらった。
親が近くにいる、という地元の良さを今は噛み締めたい。

しぶしぶ私を家に送り届ける母

【予告】近々このコラムで書きたいこと

長野駅周辺へ引っ越す話
川から流れてきた飼い猫の話
庭でパクチーを育てる話
など、
私の長野暮らしの日常を赤裸々に語っていきたいと思っています。

今週の教訓

長野の終電は早い!新宿とは違う!気をつけよう

テレビ番組制作

おおたあさこ

長野県松本市生まれ、現在は長野市在住。東京の大学を卒業後、東南アジアで就職することを検討するも、長野に戻ることに。地元メディアの記者として働いて今年4年目。趣味はジェットコースターに乗ること(130h/km以上)。いつか国を出ようと思いつつも、なんだかんだ長野と実家が好きな20代後半。

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