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移住のその先の情報交換の場に。暮らしのあれこれを話し、シェアする「長野市移住者交流会」を開催しました![長野市タイアップ記事]

長野市ではこれまで、移住希望者に向けた「住まい」や「職」に関する補助制度を本メディアで紹介してきました。

・移住・起業を応援! 長野市移住者起業支援金  
 https://biotope.nagano.jp/column/4325/
・移住者は3年間半額!? 長野駅から徒歩7分! 移住の第一歩におすすめの物件「七瀬住宅」って?
 https://biotope.nagano.jp/column/4333/
・戸隠地区の「移住お試し住宅」
 https://biotope.nagano.jp/column/5029/

さて、移住する身になって考えてみると、引っ越したその後の暮らしのなかで困りごとがでてくるもの。冬タイヤはいつ履いたらいい? 子どもの病院はどこがおすすめ? そもそも、移住してから友達ってどうやってつくったらいい……?
そんな移住後のあれこれをざっくばらんに話せる場として、2月3日に「話したくなる、ながの。~長野市移住者交流会2024~」が開催されました。

本記事では、前半で交流会の様子、後半で交流会を企画している長野市移住推進課のご担当者へのインタビューをご紹介していきます!

トークあり、おすすめスポットマップづくりあり、盛りだくさんの交流会の様子

会場となったのは、長野市西後町の複合施設「R-DEPOT」。イベントは3部構成でおこなわれました。プログラムは以下の通り。

第1部「自己紹介やグループ交流」
第2部「長野MAP作成」
第3部 フリータイムの交流会

当日は20組30名もの参加者が。まずは数人のグループになり自己紹介から。首都圏からの移住者のみならず東海、関西、北陸と幅広いエリアから長野市に住まいを移した方々が集まってくださいました。また、参加者の比率は単身での移住者とファミリーで半々でした。
自己紹介が終わるとさっそくゲストトークへ!

第1部のゲストトークでは、登山Youtuberのやぎちゃんにお話しいただきました。

「移住後、1年近く友達がいなかった」というやぎちゃん。友達づくりの話や冬の過ごし方など移住者ならではのリアルな感覚を参加者と共有しながら話を進めていきました。

つづいて、第2部のメインコンテンツはワークショップです。
進行役として、長野県内のグルメ、スポット情報を掲載するタウン情報誌「長野komachi」を制作する株式会社長野こまちの清野博貴さん(代表取締役社長)、山寺敦さん(Komachi編集長)が登壇されました。

ワークショップでは、長野市内のおすすめスポットマップを作成。
「お酒」「子連れスポット」「絶景」「温泉」「山」など参加者の関心に合わせてテーブルを分け、それぞれのおすすめスポットをふせんに書いていきます。

スポットを書いたふせんを長野市の地図に貼っていき、

本イベントオリジナルのおすすめスポットマップが完成!
グルメ情報や温泉、自然など多岐に渡るスポットが集まりました。ガイドブックに載らないような地元民に愛されるお店もあがり、地元密着感のあるマップとなりました。

第3部は参加者同士がざっくばらんに話すフリー交流タイム!
顔なじみの方もはじめましての方も和やかな雰囲気の中、暮らしの困りごとなどを共有し、盛りあがる姿がうかがえました。

またイベント中は、「何でもお話ブース」「移住相談ブース」のふたつのブースもオープン。「何でもお話ブース」はテーマにこだわらず移住者同士で交流したい方がゆるく集う場として。「移住相談ブース」は、移住希望者や移住されたばかりの方が補助金や行政支援に関する相談を市の職員にできる場として常時開放されました。

「移住のその後」を知る場としての交流会

大盛況のうちに終えた移住者交流会。仕掛け人となったのは長野市 企画政策部移住推進課。担当者である割田真由さん、前原拓磨さんに今回の交流会の感想や参加者の声、長野市の移住施策の現状について伺いました。

長野市 企画政策部 移住推進課 前原拓磨さん(写真左)、割田真由さん(写真右)

——今回の移住交流会は、昨年に引き続き2回目の実施だと伺いました。

割田さん そうなんです。移住者交流会は昨年度も開催しましたが、コロナ禍ということもあり、参加者は10名ほどで食事をしながらの小規模な交流会となり、とてもアットホームな雰囲気でしたね。

一方、今回はコロナ禍明けということもあり、規模を広げて開催しました。長野市のLINEやInstagramなどSNSを中心に、市内全域に広報をおこない、周知しました。併せてゲストスピーカーの2組にも広報にご協力をいただいたこともあり、募集をはじめてすぐに定員に達するほどでした。

——すごい、すぐに満員に! 今回はゲストスピーカーによるトークやワークショップもおこないましたね。規模を広げてみて、いかがでしたか?

前原さん 前回同様、参加者同士のつながりをつくることができた実感がありますね。参加者からは「他の参加者の方と交流会後に権堂(商店街)に飲みに行きました」「お店をやられている移住者の方のお店の周年祭に伺う予定です」といった声もいただきました。イベント内のみの関係で終わらず次につながったことは、企画側としてとても嬉しかったですね。

——これまで2回実施してきた移住者交流会。長野市の移住施策としては、どのような位置づけなのでしょうか。

前原さん 交流会は、市が把握しきれなかった移住者の方を知ることができる機会です。というのも、市が把握している移住者は、移住前にご相談にのったり、お話させていただいた方が大半でした。交流会をひらくことによって、長野市で暮らしはじめてからの困りごとや関心ごとなど移住のその後のお話をうかがうことができます。

——なるほど、長野市としては今までに得られなかった「移住のその後」の声が聞ける場になるんですね。移住した知人から「移住したばかりでどこで友達をつくればいいかわからない!」という声を聞いたことがあります。参加者側からしても同じ移住者とのつながりを持てる場として、とても良い機会ですよね。

割田さん 嬉しいことに「今後、定期的に開催して欲しい」という声をとても多くいただきました。昨年度と今年度は年に1回でしたが、来年度からは年に数回できたらと考えています。具体的なことは検討中ですが、今回の内容やアンケート結果を踏まえて、移住した方が求めることを企画に盛り込み、パワーアップさせて実施していけたらなと思っています。

——現在、長野市が推し進めている移住促進の施策についてもお話をうかがいたいです。

前原さん 長野市では20代の方々、子育て世帯を主なターゲットとして、「住まい」「仕事」「情報発信」の3本の軸で移住・定住に関する施策をおこなっています。
具体的な施策として、「住まい」では、家賃支援や空き家バンクのご紹介。「仕事」は、産業の担い手を増やすために移住支援金の支給です。

また、来年度から交付がはじまる「長野市若者奨学金返還支援事業補助金」もあります。これは主に学生さん向けの補助金で、長野市内の企業に勤め、奨学金を借りてる方の返還に対して市が5年間補助をするものです。

——なるほど! 自分にマッチする補助金は移住の後押しになりそうです。
おふたりが移住をサポートされるうえで心がけていることについても教えてください。

割田さん 長野市は面積が広く、エリアによって暮らしの幅も広がります。ご相談にいらっしゃった方には、「移住したあとにどんな暮らしをしたいか」や「暮らしで譲れないもの」など具体的なイメージをお聞きするようにしています。大自然の中で田舎暮らしがしたい方と、街なかで暮らしたい方とでは、ご提案する制度やおすすめするエリアも違うことがあります。ご自身の移住後のライフスタイルのイメージを明確にしていただくと、こちらもそれに沿ったサポートができると思いますし、具体的な支援制度をお伝えすることができるのです。

——最後に、お二人から長野市への移住を考えている方に向けてコメントをお願いします。

前原さん 私は県外出身ですが、長野市の魅力に惹かれ転職して移住しました。同じ移住者として思うのは、まずは移住先を決める前にいろんな地域を見てほしいということです。全国約1700市町村がある中で、それぞれの地域ごとに特色があり、暮らし方も違うかと思います。まずは自分がどんな暮らしをしたいか、しっかり自分自身やご家族と話し合いをしてほしいです。
その上で、長野市はとても魅力的な場所であることもお伝えしたいです。都市と自然のバランスがよく、暮らしのバリエーションも豊かですし、都市圏へのアクセスの良さも魅力です。ぜひ、検討を重ねた上で最終的に長野市を選んでほしいなと思ってますし、我々も移住を後押しする施策を今後もおこなっていきます!

割田さん 私は一度大学で県外に出て、帰ってきたUターン組として自分が改めて感じた長野市での暮らしの魅力を、移住を考える方へわかりやすく届けていきたいなと思います。市役所の移住・定住相談デスクには親身に相談に乗ってくれる専門の相談員が待っております。ぜひ一度お会いできたら嬉しいですし、長野市への移住についてお気軽にご相談いただければと思っています!

<お問い合わせ先>

長野市企画政策部移住推進課 
TEL:026-224-7721 FAX:026-224-5103 MAIL:iju@city.nagano.lg.jp

[Biotope×長野市タイアップ記事]

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フリーライター

ナカノヒトミ

1990年長野県佐久市出身。
2017年よりフリーライターとして活動開始。どこでも地元メディア「ジモコロ」などウェブメディアを中心に執筆を行う。
2018年4月に「シンカイ」の店長になり、佐久市から長野市に引っ越す。2020年に出産し子育て中。

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