ピープル

芍薬とショートブーツ[相澤奈々さん]

「たまねぎ座ってどれだっけ?」
「ん?そんなのないよー」
「えぇ?オニオン座だよ〜」
「あはは、それ、オリオン座ね(笑)」

長野が生産するトップクラスの花卉、芍薬(しゃくやく)。 花言葉は「慎み」「控えめ」。 それでいて1本でサマになる華やかな立ち姿。
ショートブーツは、ハイヒールとスニーカーの中間。現実的、実際的なイメージの象徴。 奥ゆかしさと美しさ、自然の中で生きる姿はどこか長野女性の様。

今回は、長野・飯綱町を拠点に活動する星空案内人の相澤奈々(あいざわなな)さんを訪ねた。

東京出身、結婚して転勤族となり、飯綱町でりんご農家として就農した夫と6人家族。4児の母。
長野移住を機に「星あそびlabo」星空探検プランナー・星空案内人(星ソムリエ)として再スタート。「いいづな事業チャレンジ×みんなの夢アワード」2019準グランプリ。2021年7月まで「飯綱町コミュニティスペースZQ管理人」→出産育児のため卒業。夫の相澤農園ではデザイン等を担当。
星遊びlabo Instagram

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▲1日に何役もこなす奈々さん。広大な自然に囲まれた飯綱町での暮らしを撮る。

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施設の1階に居る保育士さんにお子さんを預けて、2階のワーキングスペースに上がる。

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静かな部屋を貸し切って、instagramのライブ配信を始め、語る奈々さん。

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「最近やめたことがあって。」

自分の子どもには星を教えないようにしていたんですよ。
自分で自分の好きなものを見つけて欲しいから。
親が好きだからと押しつけになっちゃうのが嫌だなと。

自分が星空の絵本を持っていても、見せないようにしていたんです。けれども、勝手に(子どもは)見るし、私も星空の下で歩いていたら、伝えたくなっちゃうところがあって・・・あと、子どもたち自身が自分の好きなものを見つけ出しているので。私の好きなものを教えたところで、自分の好きなことが減ることはないって気づいて。教えないようにするのをやめました。

(冒頭のオニオン座→オリオン座やりとりは、自分の子どもが星座を覚え始めたエピソード)

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▲行き詰まったら、空を見上げられるこのスペースがお気に入り (@飯綱町ワークセンター)

結婚して転勤族となり、長野移住の直前は関西で、カルチャーショックが大きかった。
慣れない環境×ワンオペ子育てでPMDD(月経前不快気分障害)が悪化。辛い日々が続く。


そんな時に、カウンセラーさんとの会話で
「今、やってみたいことはある?楽しいことに目を向けよう」
「星、子どもたちに教えられたらなと思っていて」と言葉にした。

やってみたかったけど、なかなか勇気が出ない中、働くママをサポートする場で、「何月何日何曜日何時から」やってみよう!と後押し。
そこまで決まっちゃったらやるしかない!
やってみたら、キャンセル待ちが出るほど申し込みが来ることも。
「私でも出来た」と自信がついたそう。

そこから、星空案内を他のフリースペースや保育園などで開催。

しばらくして、起業についてちゃんと勉強したいと思い、飯綱町の起業コンテスト「いいづな事業チャレンジ×みんなの夢アワード」に挑戦。
審査員の熱視線の中でビジネスプランを緊張のプレゼン。予期せず、準グランプリ獲得。

そこから色んな方に知ってもらい、飯綱町でお仕事いただくことになって。
親子向け星空教室からご縁がつながり、志賀高原で「天空フェス」に参加、そこから旅館やホテルに来る修学旅行生向けに解説して欲しいと、声がかかったそう。

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▲飯綱町で星空案内。昔エレキギターを弾きたくて買ったミニアンプを、スピーカーとして活用

東京出身で、3歳~15歳までテレビ子役。
星の見えない東京で育ち、プラネタリウムが大好きで満点の星空にあこがれを持つ。
ものごころついた時から親が星の本を買ってくれて、絵本を読むのと同じように写真が綺麗だなと眺めていた。高校では天文部部長に。


長野にきて「星あそびlabo」星空探検プランナーとして再スタート
「お星さまって タイムカプセルだと思ってて」
「星と共に想い出をつくってほしいんです」


保育園から小学校低学年向けの教室ではマスコットを登場させる。
クイズを作ったり。星でオリジナルの物語を作ったり。一緒に星を探したり。
(奈々さん自身も、流星群を見ると高校の天文部の時を思い出す。小さい時に喘息だったけれど、親に背中をさすってもらいながら星を見たな~等と思いを馳せるそう。)


「知識を詰め込むんじゃなくて、エンターテイメントにしたい」と語る奈々さん。

▲夜は星空案内、昼は農園のお仕事をする
▲相澤農園では、商品としてのリンゴ、加工品、そして市場に出回らない作物は飼料となる
▲りんごを主に育てる中で、にわとりの平飼いも

飯綱産の米・野菜とリンゴ等を配合した、こだわりの自然発酵飼料で育って生まれる卵は、なん
と「青ノ卵」!(アローカナの卵は、美容成分レシチンが通常卵の2倍!ビタミンEは約11倍)

「通常の鶏も青い色素は持っていて、この鶏は青色が強めなんです。よく見る赤卵は赤い色素を持っている鶏が産んだもので・・・」と、まるで星空案内をしている時のように、解説をしてくれる奈々さん。美しい卵の色は星のスピカみたいと。

ある日突然ヒヨコがピヨピヨ届いた時は驚いたそう(ご主人が始めた)。今では立派な鶏に成長し、卵を直売所で販売。ファンの方からメッセージも。

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りんご農家として、加工品のデザインを請け負う。
お子さま達と色のイメージも会話しながらラベルの試作。

まるで月のようだね、と「つきよ」と名づけたシナノゴールドのリンゴジュース。

なるほど、ジュースを振ると、まるで月のような模様が浮かぶ。

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全3種類で、あとの2つも星にちなんだネーミング。
シナノスイートは「あさひ」、サンフジは「いちばんぼし」。

奈々さんの星空案内を聴いたら、
「一番星」を見つける度に、その瞬間が想い出になるかもしれない。

irodorizm代表

うえやま あや

プレゼンター (贈る人)/写真/映像/プレゼン/知的財産/シンダーソングライター
大阪出身。長野移住6年。学生の頃の目標は「老若男女の夢を叶える背中を押すこと」。移住直前は、音楽の専門学校(広報部)にてキャリアとデビューの両方をサポート。「うえやま先生に写真を撮ってもらうと、オーディションに受かる」と噂になる。今も写真や映像などのスキルを軸に、人やお店などの叶えたい像を形にする。学校が好きで、金髪の大学講師に憧れを持つ。

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