ぶんぴつ部|結婚ってなんだ?[結婚≒推しとのハッピー同居]
「あえて入籍しない、というパートナーシップの話も気になります」とシノティさんからバトンタッチ!今回は結婚2年め、たなみおです。
東京在住、31才、夫は無職、私は不安定すぎるフリーランス、子供なし、事実婚。
私のナアナア結婚話です。
お2人のコラムを読んで/バックグラウンド
あやさん、シノティのコラムを読んで、育った環境って本当に自分の人生に影響を与えるんだなあと改めて実感。(BGM:セロリ/SMAP ♪育ってきた環境が違うから〜)
お2人に習って、私も幼少期を振り返ってみることに。
うちは両親共働き、父も母も自営で、父方の祖母と同居。
小学生の頃は、放課後は妹と一緒に祖母に遊んでもらっていました。
そしていつからか、平日は自宅が事務所の父が料理を作り、母は夜遅くに帰宅するように。
あんまりそういう家庭は周りにいなかったけど、私は仕事着の母とエプロンの父が大好きでした。
(父の料理一例・基本魚、釣れると豪華)
とはいえ、最初から「父:在宅仕事&平日料理、母:外で仕事&土日料理」の構図だったわけではなく、私たち姉妹が小さい頃は父が外で働き、母が平日も料理をしていた記憶があります。
家族で過ごすうちに役割は適度に変化していくんだろうな〜と、なんとなく思っていました。
今の私の適当フリースタイルな生活様式は、間違いなく両親の影響が大きいなあ。
シノティのお母様のように、バリバリ働く私の母も、娘から見てとても優秀だと思う。
そもそも子供のいない私は、子育てしつつ仕事もしていた(週休1日)なんて考えられない…体力的に!ヒロポンか?母よ。
結婚を人生設計から消した会社員時代
新卒で入った会社でいろんな人に迷惑をかけながらドタバタしていた会社員時代。
私は結婚どころか恋愛にも縁がなく、趣味と仕事にエンジョイしていました。
というか推しがいれば人生豊かだと自覚していたので、「推せるうちに推す」をモットーに生活をしていました。
(私には芸能人・漫画のキャラ・ペット・友人達など、様々な推しがいます。)
↑大学時の推しの1人です
でも、同級生で結婚する人がチラホラ出てきた25才ごろ。
私も次のステージに進みたくなっていました。
当時描いた漫画があったので貼っときます↓
その後、結婚は相手が必要なので諦めていたので、じゃあ…と人生を探るため退職。(←は?)
語学留学を決意、そして親に事後報告。(←ワロタ)
今振り返ると勢いがあってヨシ。これが若さ?
予定外婚?
留学前、ウキウキ♪の折に、彼氏ができました。
推しが1人増えたって感じ。
留学先はアイルランド。
日本からの直行便もなく、時差もあるし、どうしよう…と一瞬迷ったけど、でも自分で決めた留学は諦めたくなかったし、留学するから推しをやめるのも変だなっと。
彼氏の反応↓
(6年前当時のブログより。)
アイルランド⇆日本の遠距離、時差9時間、1年間。
そうなると、なんとなく「ここまで遠距離したら、もう帰国したら結婚しちゃいたいな」と考えるように。
まあ実際留学も楽しすぎて1年の予定が延長して1年半いたんですけど。
これ私が逆の立場だったらブチギレてると思うな〜。
で、帰国した→「イエーイ!ずっと同じ日付変更線上にいられる〜ハッピー結婚しちゃおっと!」という…自分の中ではケジメの意識も強かったかも。
「待たせて…ごめんな!幸せにしてやるよ!!」という、プロポーズをしたような…していないような。
アイデンティティ?
私たちが籍を入れていない理由は、単純に「お互いに苗字を変えたくない」からです。
私は自分の苗字を気に入っているんです!田中だけど!
うちには家系図があり、代々の祖先の名が600年前から刻まれたものがありまして。
辿れる最古の女性のお墓まで山奥に訪ねて行ったこともあるんです。
この…鳥取の山奥…画面の奥…にある、墓。
この墓に刻まれている文字、田中なんですよ〜歴史感じる〜↑↑アゲ
あとね、私の苗字+名前、フルネームが左右対称なの!
わかりにくいので本名描いちゃいますけど↓
裏表のない私の性格(自称)にピッタリでめちゃくちゃ好き。
そんなことで、苗字は私の個性でアイデンティティの1つなので、変えたくね〜っ。
あとは私も夫も働いているので、扶養控除もいらなかったし…なんか…籍…別によくね?と思っちゃった…。
さらに私の周りに事実婚の先輩達が多かった影響もあるかもしれません。
てか、今は事実婚だけど、そのうち入れるかもしれんし、そのままかもしれないし…わかんないなあ。
多分、夫は色々思うところがあると思う。
もともとこの世に対する価値観も合わないことが多い夫婦です。
例えば夫は結婚式したい派、私はお金が勿体無い派だったし。
結局、結婚式はしたんですけどめっちゃ楽しかった。
大抵は自分の推しが薦めることだから、やっちゃえば楽しいんだよね!
おまけ:母の一言/人生経験のうちの「結婚」
シノティのこの一文
学生時代から旅が大好きでバックパッカーをしていた。旅先でずっと歩きながら、まだ見ぬ景色や体験や人と出会えるセレンディピティが好きで。
私も1人でヨーロッパを1ヶ月かけて回ったりしていたので、とっても共感しました!
ちなみに
知らなかった人へ。(私はスペルすらもかけちゃうほどに知っていました。)
こんな言葉サラッと出てくるシノティかっこよくね?
シノラーのノリでシノティとか呼び捨てちゃってるけど、文章に滲み出る知的さ。
コロナ前に会社と交渉してフルリモートを勝ち取る行動力、超カッケーっす。
そんなシノティに響いた言葉。
“どうせ失敗するなら早いほうが良いと思って。”
確かに…!
水ぼうそう、子供の時にかかっとけ的な!
私も、結婚を迷っていた時母に相談したら
「マ、とりあえず1回くらいはしてみたら?」と、お風呂上がりでポヤポヤの母に言われたことを思い出しました。
そんな〜「オランダ行ったんならハッパやっとく?」的な感じで良いんだね。
ちなみに、夫は訳あって今は無職ですが、端的に言って最高。
帰宅したら掃除・洗濯・ご飯ができてて「おかえり」言ってくれるの、最高!
もうこのまま専業主夫になってくれないかなあ。
あ〜ん、私1馬力で年収1億欲しいな〜〜〜(手取りで)。
そんなわけでお仕事募集中です!
夫を養いたい!!!!バリバリ働くゾッ!!
人生に推しは多い方が楽しい。
推しとの関わり方は画面越しだったり、次元が違ったり。
触れ合うことができず、手を取り合う関係にはなれない推しもいる。
だから、夫という推しとの関係も形も、肩書きも、人によって千差万別で良いんじゃないかな。
イラストレーター
たなみお
女子美術大学卒。 横浜育ち東京都板橋区在住のイラストレーター。
「可愛い」「親しみやすい」そして「ちょっと面白い」をモットーにしています。
アイルランドに1年半滞在し、海外も好きだけど、やっぱり日本が好き!ということに気づく。日本の神話や昔話など改めて勉強中。でも英語も引き続き勉強中。
うさぎとキャンプと昼寝が趣味。